速報で流れる交通事故から大阪の交通事故を考える

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大阪府は日本有数の大都市であり、人口886万人が住んでいるところです。毎日、何百万台の自動車と人が行き交う街では、どこかで交通事故が起きています。大きな事故が起きて速報が流れる度に「事故は起きて欲しくない」と皆が感じることでしょう。

速報が流れることで、事故に対する意識も引き締まることも多々ありますよね。

しかし大阪はどんな事故が多いのでしょうか。これから詳しく見ていきたいと思います。

交通事故の定義とは

まず、どういうものが交通事故として捉えられるのか、交通事故の定義を確認しておきたいと思います。交通事故の定義は法律により定められています。それは日本の交通ルールの柱となっている、道路交通法という法律です。

道路交通法とは、「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする法律」です。この道路交通法の中に出てくる、自動車やバイク、自転車などの軽車両、路面電車やトロリーバスなどの交通に関係している人や物がぶつかった時や交通に支障が出る内容のものを交通事故と呼ばれます。

簡単に言うと、車輪のついたものが道路を走り人や物に当たって事故を起こすと、道路交通法が適用され交通事故となるということです。

そもそも速報って?

速報とは「とりあえず報告します、取り急ぎ報告します」というお知らせで、漢字の通り「速く報告する」というニュースです。

もう少し具体的に説明しますと、速報とは、起こった出来事をわかる範囲で情報を取りまとめて詳細確認することなく、その時点で分かる範囲内の事実のみをすぐに報じるニュースの事です。

速報で耳にするニュースは、緊急的にとりあえず報道されることが多く、間違った事を伝えている場合もあります。速報のニュースで発表された数値は、のちほど確定値・確報値という形に変わり、数字を修正され再度発信されます。

ちなみに速報は、江戸時代から存在していたという記録が残っています。江戸時代は「瓦版」という名前で情報誌を世に送っていました。各新聞社では昔から「号外」という形で、新聞を作成し速報として配布しています。これは、いつもの新聞ではなく突発的な事があった時に「いち早く紙面で皆さまにお知らせする」という目的で発行されています。

テレビやインターネットが発達した現在では、テレビのテロップで流れたり、携帯電話やSNSなどで情報発信されたりして、昔に比べて情報を手に入れるのが早くなりました。

速報で流れてくる事故はどんな内容?

速報で流れる交通事故はどのような種類が多いのでしょうか。速報で流れる交通事故と言えば、大きな事故が起こり、不特定多数の人が知っておかないと生活・仕事に支障がでると思われる内容の事故が流れてきますね。例えば、高速道路でタンクローリーが横転炎上、たくさんのけが人も出ており高速道路は閉鎖されている、という具合の事故です。

他にも凶悪性の高い事故が挙げられます。暴走している車が、警察官の静止を聞かずに刃物を所持して自動車で〇〇地域を走行している、などです。ちなみに速報は、悪いことや事故ばかりに使われるのではなく、世間の注目が高い事柄も速報として取り上げられます。

なぜ速報が必要?

速報が流れる理由は、周りで起きている事柄を知り、次の手立てを考えてから行動出来るからです。先ほどの例の「高速道路でタンクローリーが横転炎上、たくさんのけが人も出ており高速道路は閉鎖されている」事を事前に知っておくことで、事故で閉鎖されている道路を避けて迂回して目的地まで行く、という事を検討する事ができますよね。

また、自分たちが自分たちの命を守るためであったり、二次被害・二次災害を防いだりするためにも速報は必要な情報といえます。

大阪で多い交通事故

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では、大阪ではどのような交通事故が多く起きているのでしょうか。車両別でみてみるとこうなります。大阪の1位は、自動車の交通事故が1位で、2位は、自転車での交通事故、二輪車は3位という順位になっています。ちなみに大阪の交通事故の特徴は、自転車事故が多いという事が統計で分かっています。

とりわけ自転車に運転している時の事故が、全体の約3割を占めており全国と比べても大きい傾向です。そして大阪の自転車運転中の事故の7割以上は、交差点および交差点付近で発生しています。ちなみに事故原因の約半分は安全不確認だそうです。

他にも調べていると、大阪の交通事故の特徴は他にも見えてきました。高齢者の事故は減らず、子供の「歩行中」と「自転車乗車中」の事故が多いという部分です。原因はどちらも安全不確認が半分を占めています。自転車の事故が多いという特徴が出ていますが、事故原因を確認すると「安全不確認」が非常に多いですね。

少し安全確認をする事で、大阪の交通事故は大きく減少に向かうかもしれません。

今後増えると推測される大阪の交通事故

現在の大阪の交通事故発生を車両別で見てみると、自動車事故が1位で、2位は、自転車での事故、バイクなどの二輪車は3位という順番でした。近い将来、自動車の事故件数を自転車の事故が追い抜くかもしれません。それは、自転車は誰でも運転出来て使用する人が多いこと、自転車は、自動車に比べて罰則も少なく取り締まりも少ないことから、自転車を運転する人の危険意識が低い・乏しいといったことが考えられています。

一方、自動車事故は年々少なくなってきています。これには自動車の安全装置が充実してきたことで交通事故が減少している部分もあり、とてもよい傾向だと思います。また、若者の車離れも交通事故の減少に影響しているのかもしれません。

この調子であれば、来年も再来年も自動車の事故は減っていきそうですね。以上の事から、交通事故は今後、自動車の事故よりも、自転車の事故の方が事故につながるリスクが多くみられ、交通事故が増えてくると推測されます。

なぜ自転車の事故は増えるのか

なぜ、自転車の交通事故は増えると予測されているのでしょうか。一つの大きな要因としては、近年スマートフォンが普及し、そのスマートフォンを操作しながら自転車を運転する人が増えているからです。駅や商業施設など至るところで「歩きスマホ」は注意されています。

歩きながらスマホを操作していると、人にぶつかったりする為危険なのにも関わらず、自転車に乗りながら、さらにイヤホンで音楽を聴きながら自転車を運転している人が多くなり、安全確認を怠る運転者が増えたことが要因だと言われています。